火山の島コモロ。

コモロ・イスラム連邦共和国が正式名称の、アフリカ大陸東岸に位置する火山によって作られた島です。
そのため、黒々とした溶岩台地が各所に露出しているのが見られます。熱帯性気候に位置しシーラカンスが生息する国として学術的にはあまりにも有名ですが、一般の認識度は非常に低いのが現状でしょう。
近隣のアフリカ大陸・マダガスカルからも数100ｋｍ隔たるため固有の生態系が形成されておりコモロ独特の動物も数多く見られるすばらしい島国です。
北半球の冬にあたる12月からは真夏を迎え、気温も40度以上に跳ね上がり雨季を迎えます。
交通の便も非常に悪く、なかなか思い通りに輸入することが困難ですが、魅力的な種類の入荷に心がけております。お楽しみください。

写真1：ごらんのように、沿岸から極わずかなところから急に深みへと落ち込む海洋の弧島独特の形体をとります。この深場にあのゴンベッサ（シーラカンス）が生息していると思うと,感慨も一層深いですね。

写真2：今まだ島の火山は活動しており、島のそこかしこに真っ黒な溶岩石が顔をのぞかせています。

写真3：この島独特の形状をしたバオバブの仲間。

写真4：弊社が輸入したコモロカメレオン（Furcifer cephalolepis）もこの島の固有種です。
小型のパンサーといった風貌で魅力的な種でした。また本種と一緒にコモロヒルヤモリなども輸入されました。今後も次々と素晴らしい種が来ることでしょう。