熱帯雨林の国スリナム。

国土の約80%が熱帯雨林に取り囲まれた国です。中央部は標高1000ｍ級の山系で、夜間には比較的冷涼になる場所もあります。しかしそれ以外の土地は高温多湿の気候で、年間を通じて温度変化が殆どありません。主にアマゾン川流域の野生採集個体が輸入される他、エメラルドツリーボアやリスザルの養殖にも取り組み、コンスタントな輸出が行われています。

写真1・2：旧オランダ領ギアナであったスリナム共和国はオランダ統治時代を彷彿させる町並みが今でも残っています。人種のるつぼ、首都パラマリボは人種間トラブルも無く比較的安全な町です。

写真3：輸出業者ではパターンレスエメラルドツリーボア等も繁殖用にストックされています。

写真4・5：川の水は赤褐色で、コークウォーターと呼ばれています。本当にコーラのような色ですね。
この川には､カージナルテトラやコペイナなどのカラシンの仲間が多く見られます。

写真6・7：スリナムのジャングルです。夜間にはジャガーなどが徘徊するためちょっと入れませんが…
右はジャングルの林床です。レイアウトの参考にしていただければと思います。ジャングル内ではモルフォ蝶にも出会えます。

写真8：南米産のリクカメの定番といえるでしょう｢アカアシガメ｣です。ジャングルのぬかるみで良くこんな姿を目にします。飼育する上でヒントにでもなれば幸いです。